▼概要
江戸時代に多くの種類が生み出され、日本人が慣れ親しんできた家紋。
その図柄はすべて、職人によって正円と直線のみで描かれる。
モチーフの本質だけをとらえた、日本独自のシンプルで美しいデザインの仕組みに迫る。
着物に家紋を描き入れる職人「紋章上繪師(もんしょううわえし)」が、美しさにこだわって描いた全283点の紋を紹介しています。「基本の紋」142点、「見立て紋」136点、「現代の紋」5点。「基本の紋」では50,000種類ともいわれる家紋の中から、代表的な紋、希少な紋を選び抜き、対抗ページに作図過程がわかる「紋曼荼羅®(もんまんだら)」を掲載。波戸場承龍オリジナルのアート作品でもある紋曼荼羅によって、家紋を描く際の線の軌跡を見ることができます。また、巻末の「紋の仕組み」は、家紋を組み立てる構成名別に紋を引けるようになっており、その機能についてより深く知ることができます。
▼本の情報
著波戸場承龍/波戸場耀次
価格¥1650(本体¥1500+税)
仕様A6判/上製/1色/360p
ISBN978-4-8441-3771-9